歯周病とは
歯周病は歯肉炎と歯周炎の総称であり、歯の表面につくプラーク(歯垢)が原因で起こる、歯周辺の病気をいいます。
最初は歯肉炎といって、歯ぐきの炎症がみられます。更に炎症が歯を支える骨へ進行すると、歯周炎となり、歯を支える骨が破壊されます。こうなると歯がグラグラし、最終的に歯が抜けてしまいます。
歯周病は痛みや腫れといった自覚症状が少ないため、歯がグラグラするまで気づかないといったケースが少なくありません。
あなたの歯周病度をチェック!
近年、成人の約7割が歯周病だと言われています。
あなたのお口の中もセルフチェックしてみましょう。
歯周病のセルフチェック
YESもしくはNOでお答えください。
- 歯肉がむずがゆい
- 歯肉の色が赤い。腫れている。
- 歯を磨くと出血する
- 歯肉から膿が出る
- 口臭が気になる
- 唾液がネバネバする
- 硬い食べ物が噛みづらい
- 歯がぐらぐらする
- 歯が伸びたような気がする
YESが0個
今のところ歯周病の可能性は低いと思います。
ただ、歯周病は気づかないうちに進行している場合があるので、定期的なメンテナンスをおすすめします。
YESが1〜3個
歯周病の可能性があります。
早期発見・早期治療が一番大事ですので、歯科医院の受診をおすすめします。
YESが4個以上
歯周病の可能性が高いです。
早めに歯科医院の受診をおすすめします。
当院の歯周病検査
まずは以下の検査を行います。
レントゲン検査
歯を支える骨の状態を把握します。
歯周ポケット・動揺度の検査
歯周病の進行状態を評価するため、歯周ポケットを測ります。
歯肉の内側の炎症や、歯石の有無等を確認することができます。
また動揺度(歯の動き)をチェックします。
プラークコントロールレコード
歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)のため、プラークを染め出して磨けていない部分をチェックします。
歯周病の治療
歯周病の原因となる菌を減らすことです。
ブラッシング指導
指導前
指導後
「磨いている」と「磨けている」は大きく異なります。口腔内は複雑な構造をしているため、個人の歯並びに合わせた方法・歯ブラシ・フロス・歯間ブラシを使用する必要があります。
当院では位相差顕微鏡を導入し、細菌のチェックも行っております。
歯石取り
除去前
除去後
除去前
除去後
歯石はプラーク(歯垢)が石灰化して石のように硬くなったものです。歯に強固に付着しているため専用の器具を用いて除去します。
ブラッシング指導と歯石取りを行った方は、ここまで変わりました。
治療前
治療後
バクテリアセラピー(原因菌の対策)
割合は人それぞれ異なりますが、人の体には善玉菌と悪玉菌が存在します。お口の中も悪玉菌が多いと、虫歯・歯周病リスクが向上し、口臭の原因にもなります。
当院ではヨーロッパ発のバクテリアセラピー・ロイテリ菌を取り扱っております。ロイテリ菌は、生きて腸まで届くヒト由来の乳酸菌です。
ロイテリ菌は錠剤タイプとなっており、1日1個就寝前に舐めるだけです。母乳由来の天然乳酸菌のため、妊婦さんやアレルギーをお持ちの方も安心して摂取できます。